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 左翼・右翼・中道・リベラルを全て是是非非で良いとこ取りする。左翼であれ、右翼であれ、中道であれ、リベラルであれ、正しい物は正しい、そうでないものはそうでない。保守でも革新でもなく、それらを折衷した中道やリベラルでもない。固定の主義・信条に拘らず何が良いかのみを臨機応変に判断して選択するのが尾翼である。

 飛行機は左翼だけでは飛べないし、右翼だけでも飛べない。真っ直ぐ進むだけではぶつかる。曲がる時は左でも右でも曲がらなければならないし、真っ直ぐ進むべきときは真っ直ぐ進まなければならない。それをコントロールするのが尾翼の役目だ。

 黒いものは犯罪者が黒いと言っても正しいのだ。「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」が重要なのだ。正しい事を言うのに右も左も中道も関係ない。

 「自分が正しいかを証明しようとする」のではなく、「何が正しいかを究明しようとする」のが正しい判断を下す最善の策なのである。どんなに完璧な人間でも間違いやミスを犯す。正しい答えを導き出すには、主義・信条を無視した上での客観的な判断が必要なのである。正しい答えを導き出すには、右・左・中道・リベラルなどの固定の立場に拘るのは妨げになるだけである。正しい意見は立場問わず正しいと判断できる柔軟性が必要なのである。

​「尾翼」とは

 

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